衣生活・食生活の民具 - 鹿児島民具学会笠沙町中央公民館収蔵民具調査「笠沙の民具図録」 | 鹿児島の民俗 - 薩摩民俗HOME|
タライ(たらい)ふくの せんたくに つかう道具 たらい(盥)の作りは桶と同じ。板を円筒形に並べて,底をつけ,タガという輪でとめたもの。洗濯などに使う。このたらいはタガが針金でできている。作りも丈夫であまり使われていないものかもしれない。たらいの側面に登録商標のシールが張ってある。 |
高さ25cm,直径60cm |
タレ(たらい)水を入れて せんたくなどに つかう道具 たらいは桶の一種で,高さが低く,直径が広いもの。水を入れて,洗濯板を使ったり,手でもんだりして衣服を洗った。このたらいは杉板製で,タガはマダケでできている。底には屋号と思われる山形に「三」の焼印がある。 |
高さ28.5cm,直径58cm |
タレ(たらい)せんたくのための道具 写真の外側のものがたらい(内側は壊れたエサオケ)洗濯などに使う,桶の一種。一昔前まで金ダライをよく見かけたが,最近はプラスチック製のものが多い。洗濯のほか,行水などにも用いた。このたらいは少し小さめで,タガは針金でできている。 |
高さ19cm,直径45cm |
オケ(桶)水を入れたり,つけものをつける道具 桶は水を入れたり,漬物を漬けたり,様々なものを入れて使う道具。酒造りなどにも用いる。杉などの細長い板を円形に組み,底をつけて,円筒の部分をタガという輪で締める。この桶の用途は不明。タガはマダケ製。2箇所に○に「せ」の焼印がある。なお,樽は桶にふたが付いたもの。 |
高さ55.5cm,直径55.5cm |
ミソツボ(かめ)みそを ほぞんしておくための ようき 壷(つぼ)は口の小さいもので,甕(かめ)は口の広いもの。どちらも液体や味噌,梅干し,漬物など様々なものを貯蔵するための容器。写真のものはミソツボと呼ばれているが,かめに当たる。陶磁器製。『笠沙町の民具』によれば,みそをこれに入れて,みそ部屋において保存したという。 |
高さ36cm,口縁部34cm, |
カクゼロ(せいろ)おもちやおだんごをむすための道具角型の蒸し器(せいろ)。丸いものもある。下に置いたかまから立ち上る湯気で,穀物やもち,だんご,まんじゅうなどを蒸す道具。せいろとかまの間にはヘワと呼ばれるワラ製の敷物を入れて,湯気を逃がさないようにする。写真は4段重ねの物で,一番上はふた。各段は杉材を井げた状に組んで,底はマダケのすのこになっている。 高さ65cm,幅40.5cm,奥行き35cm | |
ちょこ(猪口)おさけをのむためのコップ 猪口(ちょこ)は盃(さかずき)の小さいもの。お酒などを飲むための容器。写真は陶磁器製で,左側のものには上部が赤茶に染められ,右側のものは紺色がつけられている。一組の猪口と思われる。赤いほうは口の部分が一部欠けており,ひびも入っている。 |
@高さ7.5cm口径5cm |