●磯間山延命寺跡

Isomazan Enmeiji - Ato

大浦校区　大木場集落

『加世田再撰史』に「仁安元年正月十一日永呑和尚開基」の棟札が記されている。仁安元年（１１６６年）開基ならば、大浦で最古の寺院。僧侶墓４基は１２０センチ前後で、中興住持恭益より第３代貫良・第６代嘯山（１７５６）・第７代実道（１７５８）・第１２代英呑（１７８８）の無縫塔（卵塔）。『大浦町郷土誌』によれば、「毀釈後、明治十年の役（西南戦争）後再建されたが、幾ばくもなく無住となり延命寺は終わったといわれている」とある。付近に「本寺」のバス停がある。南さつま市指定史跡。