●久志地権現

Kushiji Gongen

大浦校区　久志地集落

久志地権現を建立した宇留島氏は、真言宗の山伏。磯間権現の別当でもある。系図によれば、千葉氏を名乗り、２２代綱家の代に賣島に改名、２４代法眼綱貞の代に薩州鹿篭（今の枕崎市）に下向、３０代大源坊綱正の代に、大浦の大木場に居住（１４１１年）。１５１０年、第３１代東福坊綱重が、久志地へ居住している。大浦は、それまで出水系島津氏の被官海老原氏が領していたが、伊作系島津氏の宇留島氏の支配するところとなった。