Kyuu Ajisakake Juutaku
加世田校区麓地区 →地図
明治36年頃の建築。木造平屋建、入母屋造、桟瓦葺で下屋を廻らしている。ベンガラの赤壁、繊細な欄間、控石付腕木門の武家門、角に反りがある石垣、イヌマキの生垣など、加世田麓における武家屋敷の姿を今に伝えている。
床の間の小襖には、橋口五葉(夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』などの装幀や美人画作家)の小襖絵がある。座敷は襖を外すと50畳敷きの大広間となる。
市有の公開住宅で、向かい側の案内所「かせだ麓ふれあい館」に申し出れば、屋内見学自由。
登録有形文化財、重要伝統的建造物群保存地区「南さつま市加世田麓」特定物件、日本遺産「薩摩の武士が生きた町」構成文化財。