写真●大浦太鼓踊り

●大浦太鼓踊り

Oura Taiko-odori

大浦校区 永田集落日新祠堂ほか

毎年8月15日のお盆に,日新祠堂ほかで披露される郷土芸能。大浦町内の各集落が競演していたが,後継者不足で2006年には平原・永田・上之門・大木場・福元の5集落となり,現在は2集落のみが伝承している。早朝日新祠堂に奉納し,西福寺の後,各集落で披露。大太鼓のヒラ,小太鼓と鉦のナカウチ,ウタ者で構成。ヒラは白装束に鉢巻き,ナカウチは振袖姿に花笠を被る。津貫豊祭太鼓踊りと同様,太鼓はほとんど叩かず,バチを頭上で回したり,太鼓をバチでこすったりして,動きを優雅に見せる。地元では盆踊りとも呼び,下野敏見氏は著書で虫送り習俗との関連を指摘している。

戻る - 南さつま歴史遺産 - 半島文化