節 | 史料 | 注・固有名詞 | 頁 |
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4 旧跡 |
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4-1 |
持明夫人行館跡〔地頭宅地より子方、二里余。〕 秋目村にあり。後は木船山に倚り、前は秋目港に臨み、清水川其側に流れて佳勝の地とす。秋目村は、 持明夫人の所領にして、其時の行館なりといふ。今邑士辺牟木氏が宅地となる。又此地に居る者は、鶏を畜ふことを禁ず。鶏を畜へば、雌鶏必ず雄鶏に化して鳴といふ。 |
【持明夫人】慈眼公(島津家久)正室 |
27-8b |
4-2 |
亀石〔地頭宅地より子方、二里余。〕 秋目村前条行館跡の |
【亀石】 |
27-9a |
4-3 |
持明夫人納涼石〔地頭宅地より酉戌の方、二里余。〕 秋目村にあり。夫人行館跡を距ること申方、四町許、大巖石にして、海水に臨む。高さ四五間、周廻七八間、其中に洞穴ありて、前後に通ず。雨を避くべく、五六人を座すべし。 持明夫人時々来て納涼し給ふといふ。又此巖穴の前、群魚の聚る所なれば、釣を垂るゝの場となる。 |
【持明夫人納涼石】 |
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