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鹿児島民具第24号 - 屋久島特集号(2012.3刊行)

■編集後記■

○会誌24号をお届けします。「屋久島の民具」一色となりました。例会発表要旨は次号に繰り延べ ます。執筆者の皆様に感謝申し上げます。
○屋久島調査は、三つの台風の動きを睨みながらの日程となりました。下野敏見予報官は「この様子では、台風の波浪はトッピー(高速船)の運行に影響ない」と発表されましたが、まさにそのとおり、計画どおりに鹿児島へ帰ることができました。その下野先生は、初日に宿舎で転倒。氷嚢を帽子に忍ばせての調査となりました。幸い大事には至りませんでしたが、調査員一同、ヒヤヒヤで した。
○編集子は1991年、この屋久島が、鹿児島に来ての処女調査地でした。その後何度か訪れています が、空気や景観も、民俗や民具も、隣の種子島とは一味違う魅力を感じます。20年前を思い出しながら廻った今回の屋久島でした。
○今回は関東から新入会員お二人の先生をお迎えしての一同調査でした。鹿児島の研究者とは異なる視点で、屋久島の民俗文化を見つめていただいたのではないでしょうか。
○調査に際し、屋久島町教育委員会、屋久島環境文化財団をはじめ、各集落の伝承者・関係者の皆様にお世話になりました。改めてお申し上げます。ありがとうございました。

(井上賢一)

会誌『鹿児島民具』


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