北村廣隆
①映像作家の私が、何故に音のテーマを選ぶことになったのか。それは人間として五感のバランスが大切であることを自覚して、「詠み」・「撮り」・「奏で」というテーマをかかげ、実践することとしたからだ。
②今回は録音・再生機器のことの多くについて整理しておかなくてはいけないと思い、さまざまな情報を検索するも、インターネットを通じたりすれば多くのものが手に入るが、この情報を取捨選択するセンスが問われることとなった。
③音の現在・過去・未来
「音の民具」の最たるものである録音機(オーディオ)または音の再生機(オルゴールのような)などの機械・道具がいつ生まれ、改良され、そして発展したり、衰退したり・・・。そして現在アナログからデジタルへの移行が急速に進み、コンピューターの普及とあいまって次々と、さまざまな機械器具が考案され…人類は『サウンド』を手にした。
第ニ次世界大戦(~1945)1941日本参戦までを、「蓄音機」の歴史を追いながら、そのあたりを研究材料としてこの発表を進める。
④エジソン発明時の蓄音機 ソックリ模型【コップ式エジソン蓄音機】でのライブ録音・再生実験。そのほか、いろいろなアナログ&デジタル機器での音をだし、聞き比べてみたい。
2006年3月例会 - 2006.3.4 かごしま県民交流センター