加世田の年中行事まとめ 市・校区・集落ごとに整理して加世田風物詩を総括。| 加世田風物詩 < 南さつま半島文化|
私たちは,どれくらいの年中行事を繰り広げているのでしょうか。
●市民が対象になる主なもの(1997年)
4月 万世特攻慰霊祭 / 5月 少年サッカー大会 / 6月 市総合防災訓練
7月 竹田神社夏祭り・吹上浜砂の祭典 / 8月 本町七夕祭り / 9月 敬老訪問・市民体育大会
10月 市肉用牛共進会 / 11月 市文化祭・歩こう会 /12月 南日本女子駅伝
1月 消防出初式・成人式・県下職域駅伝・高校新人駅伝 など
●校区住民が対象
秋の運動会,校区文化祭
●集落住民が対象
鬼火焚き,お伊勢講,オデバイ,七夕,十五夜行事,豊年祭りなど
さて,集落や校区の行事と,市民全体を対象とした行事やイベントではどのような違いがあるのでしょうか。
その関係は,参加者と主催者との距離によって決まります。観客と演者の関係が近ければ近いほど,規模は小さくとも一体感,共感がもてるものなのです。
さらに,もう一つ小さなまとまりである「家族」の行事を考えても分かります。桃の節句に飾るひな人形や,5月のこいのぼり,七五三,さらにはクリスマスなども今や家の年中行事として定着してきました。
つまり,年中行事,歳時,風物詩と言われるものは,観客へ演者の気持ちが伝わり,そして形は変わっても繰り返し,繰り返し参加者に喜ばれるようになっていくものでなければなりません。
集落行事の場合は,変容を遂げながらも,1年1年ねじを巻き続けているのです。
加世田風物詩は今回で最終回です。行事の時々でお会いしました皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
[第1話:竜と十五夜綱引き]→