日時 | 場所 | 研究発表 |
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2004.5.29 | かごしま県民 交流センター |
東 和幸(鹿児島市)弥生時代の竜 下野敏見(鹿児島市)牧の神と牛馬をめぐる民俗 |
2004.7.3 | かごしま県民 交流センター |
徳留秋輝(伊集院町)ゴッテンとコッジカドンの伝承について 橋口尚武(鹿児島市)種子島の古鏡 高重義好(西之表市)台湾の民具 |
2004.9.4 | かごしま県民 交流センター |
中島俊郎(喜入町) ホームページ(Webサイト)写真で見る 鹿児島の伝統行事・祭り 北村廣隆(蒲生町) 音の民俗 ―戦前歌謡編SP盤を蓄音機で聞く M田 甫(姶良町) インドで見た竹製民具 |
2004.11.6 | かごしま県民 交流センター |
橋口尚武(鹿児島市)天南星からのデンプン採取 鎮守 寛(鹿児島市)正月飾り づくり |
2005.1.8 | かごしま県民 交流センター |
那加野久廣(志布志町)枇榔島(ビロウ島)のトウチクについて 徳留秋輝(伊集院町)天道神神社について 本田碩孝(伊集院町)徳之島・井之川の民俗 |
2005.3.5 | 鹿児島市 中央公民館 |
米原正晃(鹿児島市)鵜縄考 橋口尚武(鹿児島市)石製仁王について |
鹿児島県笠沙町教育委員会の委託事業により、2004年7月、笠沙町中央公民館収蔵民具等の調査を行いました。調査成果は『笠沙の民具図録』として、笠沙町教育委員会から刊行されています。
共同合宿調査 平成16年7月24日(土)〜7月26日(月) 3日間
調査員個別調査は8月31日までに4日程度実施。
@笠沙町中央公民館2階郷土資料室及び収蔵庫
〒897-1301 鹿児島県川辺郡笠沙町片浦2347番地6 tel.(0993)63-0348
A笠沙恵比寿展示室及び収蔵庫
〒897-1301 鹿児島県川辺郡笠沙町片浦14847番地1 tel.(0993)59-5020
詳細な実測等よりも,展示及び教育的活用方法の提示に重点を置いた調査とした。したがって,屋外での新規聞き書き・各種調査よりも,調査員全員が協力して,館内の全収蔵品の調査を完了させることを第一の目標とした。
調査は,担当するテーマにそって,中央公民館・笠沙恵比寿に収蔵してあるすべての民具778点について,1点ずつ次ページの民具カードを作成して行った。
【具体的な作業方法】
@民具の現況写真撮影(展示品は展示してある状態で撮影)。A民具を実測できる場所へ出す。B背景に白紙(布)を敷き,改めて民具の写真撮影(提出用)。C民具調査カード(又はノート)への下書き記入:通し番号を記入・略図スケッチ・採寸・略図への寸法記入,材質・色調・特色等を記入。D民具へ「通し番号」を書いたラベル(荷札)をつける。E展示品は元の位置に戻す(収蔵庫は分野別に整理する)。
なお,調査の成果は『笠沙の民具図録』(鹿児島民具学会編,笠沙町教育委員会発行,2004年)としてまとめたが,紙面の都合上,また子供たちや引率者にも分かりやすい体裁にするため,200点のみを抽出掲載し,残りの約600点の資料について,タイトルと20字程度の簡単な解説を載せるのみとした。
【民具調査カードの記入例】
所管 | 氏名 | 調査担当(○印は報告書執筆担当分野) |
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調査団長 | 下野敏見 | ○調査総括,衣,陸の交通交易 |
調査員A | 有村澄子 | ○衣生活 |
調査員A | 北村廣隆 | ○民俗芸能(天吹・笛の製作),住生活 |
調査員A | 近藤津代志 | ○狩猟・山樵,○諸職・その他生業 |
調査員A | 鎮守 寛 | ○遊具・玩具(製作含む),狩猟・山樵,諸職・その他生業 |
調査員B | 徳留秋輝 | ○海の交通交易,漁業 |
調査員A | 新永隆士 | ○住生活,○年中行事(一覧表作成) |
調査員A | 橋口尚武 | ○農業,陸の交通交易 |
調査員A | M田 甫 | ○竹と竹製品概説,食生活,農業 |
調査員A | 東 和幸 | ○考古出土品(出土品及び遺跡の紹介) |
調査員A | 東川隆太郎 | ○社会生活(教育資料含む),考古出土品 |
調査員A | 本田碩孝 | ○口承文芸(話者と伝説の舞台―撮影及び録音),衣生活 |
調査員A | 牧島知子 | ○食,○人生儀礼(古い墓地,共同墓地) |
調査員B | 松下三代喜 | ○漁業 |
調査員A | 松田 誠 | ○信仰(石塔・木像・石仏・神像など),食 |
事務局 | 井上賢一 | ○陸の交通交易,○民俗知識,住生活,農業,社会生活 |
○内容:鹿児島民具第17号(論考8本,向山勝貞先生追悼文ほか)
○発行:2005.3.25
○体裁:B5判94ページ+口絵写真2ページ。