お御影講

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「お御影講」基礎データ

「オゴエコウ」と読みます。戦国武将島津忠良をしのぶ祭りです。忠良をまつる竹田神社の拝殿で、榊(さかき)を捧げます。疫病払いの祭りでもあります。

「お御影講」写真と解説

『加世田市史』などによれば、竹田神社で島津忠良(日新公)の遺徳を偲び、悪疫退散を祈願して、榊をささげる行事。旧士族集落の屋地集落(やじ - )の氏子が榊を持って拝殿を回り、葉を一枚ずつ串に刺してお供えするという、ユニークな習俗が見られた。

榊を持って拝殿の周囲を回ったあと、その榊の葉を一枚ちぎって、エショ役に渡す。1週するごとに1枚ちぎり、昔は千度参り、三百度参りといわれていたが、最後のお御影講となった2004年の祭典では3週だけであった。エショ役は竹串に葉を刺していき、すべて終わったところで神社に供える。

集落氏子減少したため、2004年が最後の講になった。最後の講には、市外からの帰省も含めたくさんの参拝者で賑わった。

お御影講写真集


〔実地調査〕
2004.6.13

鹿児島祭りの森