徳重大バラ太鼓踊り

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「伊集院町徳重大バラ太鼓踊り」基礎データ

徳重大バラ太鼓踊り(とくしげ・う・バラ - )は、鹿児島県一と言われる大きな太鼓を叩きながら、勇壮に踊る太鼓踊りです。バラは丸口箕のことで農具の一つ。妙円寺詣りが行われる徳重神社例大祭での奉納芸能の一つです。

「伊集院町徳重大バラ太鼓踊り」写真と解説

徳重大バラ太鼓踊りは、もとは新暦7月23日に、地元の日吉神社と徳重神社に奉納された。現在は、妙円寺詣りの奉納芸能として、徳重神社で踊られる。ウバラデコと呼ばれる大太鼓を叩く、虫送りの要素が強い太鼓踊り。

入れ鼓徳重大バラ太鼓踊り「マクリ」ウバラデコ

2011年の踊り子の構成は、カネ10人(鉦。青壮年)・イレコ4人(入れ鼓。子供)・ウバラデコ10人(大太鼓。青壮年)となっていた。

イレコは朱色の振袖姿に花笠を被る。首から胸の下に垂直に小太鼓を吊り下げ、両手に持った桴で打つ。小太鼓には紅色の美しい布が垂らされている。カネは白衣に陣羽織、陣笠を被る。左手に鉦を持ち、右手の撞木で打つ。

大太鼓は白衣に鉢巻姿。バラ(農具の丸口箕)を貼りあわせた巨大な太鼓を、両肩から腹の前に吊るす。実測したものは、直径127cm×厚さ27cm。保存会の方によれば重さは30kgにもなるという。大太鼓のうち一人だけは、数メートルにも及ぶ幟旗を背負う。この大太鼓の桴は、保存会の方に伺うとユスノキで作られており、実測したものは長さ70cm。細長いドラムスティック状のもの。

隊形は、カネ・イレコの周りを大太鼓が取り囲む二重の円陣が基本。途中、マクリ(回転という意味の鹿児島方言)と呼ばれる踊りの見せ場では、カネ・イレコと大太鼓とが逆回転をしながら、曲調が速くなるにつれて円陣を狭め、最後は勢い余って倒れこむ。

鉦の音から念仏踊りの要素も見て取れる。しかしそれ以上に、巨大な太鼓を長い桴でドーンドーンと打つ響きに、島津義弘の御霊を慰め、稲害虫を送るという要素のほうが、より強く感じられる。

→参考:「薩摩半島における太鼓踊りの桴(バチ)

「日置市の太鼓踊り」記録映像・記録画像

徳重大バラ太鼓踊り
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〔実地調査〕
2011.10.22(10月第4土曜日)

鹿児島祭りの森